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ありがとう桑田 佳祐
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    桑田佳祐 I LOVE YOU -now & forever

    12月27日。
    数年ぶりの桑田佳祐のLIVEに行って来た。
    桑田のLIVEに参加するのは09年12月のAAA「男はしたいよ」以来なので、実に丸3年ぶり。オリジナル楽曲で構成されているLIVEだとサザン30周年LIVE以来なので、4年ぶりだろうか。

    そんな数年ぶりの生桑田の感想を、興奮が冷めぬうちに書かせて頂こうかと。

    まあ、見終えた感想を言うと「言葉にならない!ありがとう桑田 佳祐!
    になる。

    これからレビュー書こうってのに「言葉にならない」ではレビューにならない。わけなんですが、そんなボキャブラリー後進脳な俺なりにつづってみたいと思います。


    まず、個人的には3年ぶりの桑田のLIVE。
    桑田自身も5年ぶりのソロツアー。

    この間俺的にも、そして世間的にも何があったかというとやはり桑田自身に起きた病、そして東日本大震災。

    あまり感傷的になってもLIVEレビューあれだと思うんですが、やっぱりこの出来事を思うとLIVE中色々な思いがめぐってしまい感傷的に多々なってしまった。

    セットリストや演出云々の前に、桑田 佳祐がステージに立ちそこで歌い演奏しLIVEパフォーマンスを繰り広げていることがどれだけありがたかったことか。
    これは、ファンであることもあるけど、俺自身マイケル・ジャクソンのファンでありMJ-spiritという文字通りこの数年一番情熱と時間を注いでるというのもデカい。

    それは、同じく3年前。
    マイケル・ジャクソンは史上最大最高のLIVEショー「THIS IS IT」をやるはずだった。世間はまだマイケルを嘲笑っていた時期だが、世界中のファンの誰もが歓喜した。(50公演は不安でもあった。)知人のファンたちも心待ちにしていた。

    そこに訪れた突然の悲報。
    本番まであと1週間足らず。

    この時、あの世界を圧倒するようなスーパースターでさえ「命」はある日突然尽きるのだと知った。誰もがいつかは限りある命が尽きる時がある。

    09年の桑田AAA公演「男はしたいよ」で桑田は新曲を披露した後MCで「来年はアルバムを出してツアーなんかも考えてます。」と報告してくれた。
    3階席で見ていた俺は1人胸が躍った。

    新アルバムにツアー。

    そんなことを無防備に楽しみにしていたある7月の夏の日に衝撃的なニュースが届いた。

    桑田 佳祐、食道ガン。

    頭が真っ白になった。
    去年のマイケルの悲劇が頭をよぎった。

    またか?またなのか?
    自分のヒーローがまたなのか?
    災いに何故もクソもないが、何故なんだ?と思った。

    発表の晩、桑田自身の生放送ラジオ番組「やさしい夜遊び」で御本人自らラジオの向こうから病気のことや胸の内を語ってくれた。(確か収録放送だった。)

    いつもタフでいつもみんなを楽しませる桑田 佳祐がラジオの向こうで、少し弱気になっていた。ラジオのこちらに居る俺はどこも悪くないのに車の中でひとり思わずぼろ泣きしてしまった。

    どうか無事で還って来て欲しい。

    デビュー以来30年以上サザンやソロにTVにCMと休む事無く活動して来た桑田 佳祐。でも、これからは無理の無いペースで、ゆっくりと御自身の大好きな音楽をやっていって欲しい。だから、とにかく無事還って来て欲しい。

    そしてその年の大晦日。
    ヒーローはNHKの紅白に還って来た。
    ちょっぴり痩せて、ちょっぴり緊張しているように見えたけど、桑田 佳祐はふたたびミュージシャン・歌手「桑田 佳祐」としてファンの前に還って来てくれた。

    その翌年2011年2月23日。
    本当に待望となった新アルバム「MUSICMAN」が発売された。

    桑田復活!もはや久しくお留守だった「国民的スター」に名実ともに成ったようなムードで街にはこの「MUSICMAN」のポスターや看板がいたるとこに立並び、そこには真っ白な石庭に正座した桑田と「現代人諸君。日本の新しい夜明けが来た。」と書かれていた。

    日本の新しい夜明け。
    アルバム最後に収録されている「月光の聖者達/ミスター・ムーンライト」のサビで桑田は「今がどんなにやるせなくても 明日は今日より素晴らしい」と歌っている。

    その2週間後。
    あの大震災が起きた。
    今までの人生で体験したことのない未曾有の事態が起きた。

    色々と変わる日本の日常。
    悲惨で凄惨な大災害。

    「現代人諸君。日本の新しい夜明けが来た。」
    「今がどんなにやるせなくても 明日は今日より素晴らしい」

    このタイミングでこの楽曲。
    病から復活し、自身の身体をゆっくり、でも確実に完全復活へと向かう桑田の姿を見ながら、不謹慎にも国民スターとはこういったことを成せる方なんだな〜と感慨深く思ってしまった。

    そして桑田自身病から休業して以来初の長尺LIVEを宮城県は仙台近くのセキスイハイムスーパーアリーナで行った。今回は個人的に宮城の同じ桑田ファンが1人でも多く参加出来た方が良いよな〜と思い微力だけど参加はやめてみた。

    後のBlu-rayで発売されたLIVEを見て、これがスターの仕事だ。と胸の中が感動というかなんともいえない気持ちでいっぱいになり、また復活した桑田の姿が嬉しくてたまらなかった。

    その年の年末も桑田は年越しLIVEを行ったが、残念ながらチケットが出来ずかつMJ-spiritの年越しLIVEも重なってしまい参加は諦めた。

    前置きがクッソ長くなってしまったが(毎度ですが)そうしてむかえた昨夜のLIVE。
    ツアータイトルはストレートにベスト版と同じ「 I LOVE YOU -now & forever」。

    歴代のツアータイトルからするとかなりシンプルではある。
    (サザンだと真夏の大感謝とかみんなが好きです。とかあるけど。)

    ステージに桑田が登場。
    3年ぶりの桑田 佳祐。

    楽曲や演出とは別で、桑田 佳祐が生きて歌い演奏しステージをかけまわっているその姿を見るたびに思わず目頭が熱くなってしまった。
    とても残念ながらマイケルはステージに再び立てなかったけど、桑田は今確実にこうして自分の目の前でLIVEをやっている。

    憧れのヒーローやスターがこうして生きてLIVEを行っている事自体、マイケルや震災以降物凄く敏感に有り難く思ってしまう。

    今回のLIVEツアー。
    桑田自身「和」をテーマにステージのセットや演出など色々試みたいとラジオでも常々言っていた。いったいどんなステージになるのか楽しみだったが、大量のレーザー光とナレーション、そして巨大な支柱のセットにこれまたステージ後方一面を覆う巨大LEDパネルの映像を合わせ冒頭からエンターテイメント全開の幕開け。

    そこから記念すべきソロデビュー最初の曲にして至極の名曲「悲しい気持ち」のイントロで桑田が登場。会場はヴォルテージも一気に高まる。

    とにかく今回のLIVEで感じたのは、桑田自身が歌手「桑田 佳祐」という人物をひとつの極彩色な音楽ジャンルとして自らパッケージして演出しきっていたのが新鮮だった。
    数年前からインタビューで「最近自分の名前を客観的に見れるようになった。しばら本名でデビューしたのを悔いてた。」というような事を言っていて、自身の立ち位置を「アーティスト」ではなく「歌手」それも「流行歌手」として描き始めたように思えたいたし、それを試みているように思えた。

    それが、今回のツアーでひとつの完成を魅せていたように思う。

    桑田は数年前からAAAというエイズチャリティーイベントで毎回歌謡曲やディスコ、アメリカンポップスにブリティッシュロックに映画音楽などテーマを決め、そのテーマにそったセットリストだったり舞台演出でLIVEを行ってきた。
    また、そのLIVEがその時の桑田が創る楽曲にも反映されて来た。
    例えばディスコ特集やった後にサザンで出た新曲は「愛と欲望の日々」というサザン解釈のディスコソングだ。


    つまり今回のツアーは桑田自身が「桑田 佳祐」をテーマにしたAAALIVEのように、「桑田 佳祐」を自作自演し見事なエンターテイメントショーに仕上げていたように感じた。
    だからといってそのステージに見えるのは桑田の「我」でもちろんなく、この国で25年ソロ活動をしてきた「桑田 佳祐」のヒストリーと魅力で彩られている。

    この辺はきっと今回のバンドメンバーさんとスタッフさん達によるチーム力も相当な物なんだろう。特にこのバンドメンバーさん達はなんだかんだで基本メンバーはもう十数年変わらない。サザンしかり桑田は昔から「バンド」が大好きなバンドマンなようで、バックバンドとはいえ、楽曲スタイルが変わってもサポートメンバーがほとんど変わらない。

    ゆえに長年ソロアーティストとしての「桑田 佳祐」と共に活動してきたメンバーのみなさんだからこそ、ここまで歌手の「桑田 佳祐」、TVの「桑田 佳祐」、CMの「桑田 佳祐」、物書きの「桑田 佳祐」をパッケージ仕切った見事な舞台に仕上がっているんだろうな〜とつくづくそのチームの層の熱さとデカさにも感動しまくりだった。

    もちろん近年のLIVEでも「流行歌手 桑田 佳祐」として演出されて来たこともあったけど、今回のLIVEはその完成度がとにかく高かった。もはやLIVEというより「ショー」や「舞台」といった物に近い感じすらした。(その辺LIVE感という部分でちょっと物足りなさはあったもののそれを今回のステージに望むのはまたちょっと違うのかな。)

    そして、今回のLIVEでもうひとつ感じたのは「命」。

    それは漠然ではなく、途中MCで突然始まった亡きお姉さんとの少年時代の思い出話しやそこから始まる「愛しい人へ捧ぐ歌」。
    この歌は冒頭の歌詞の中で誰か亡くなった方が歌われている。桑田は歌の物語を特定することをあまり好んでないようだけど、ゆえにびっくりした。サザン25周年LIVEツアーの最終日にも亡くなった茅ヶ崎全市長とツアー中に亡くなった映像スタッフを追悼して「YaYa あの時を忘れない」を歌ったことがあったけど、10分近く話したあとビートルズへ出会わせてくれたことに感謝を言って楽曲を始めたのには驚いた。

    また、途中会場内から新婚さんを探しマイクを渡してからの桑田が自ら神父になって挙式(ホワイトボードにマンコマークを描きながら)を行い会場みんなで祝い歌いあげられた「幸せのラストダンス」。

    さらに「Let's Try Again Kuwata Keisuke ver」では、まだ多くの日本人にとってトラウマであり悩みの種である津波と原発事故、それに取り組む復興活動と収束作業の映像が流れその映像をバックに桑田が文字通り全身全霊で歌い拳をあげ会場を奮っていた。
    その光景を見ながら「桑田 佳祐が今この日本にいてくれて本当に良かった。」と思うと同時に、桑田が自らの命を削ってでも自分なりに自分のスタイルで自身の愛する日本を少しでも元気に楽しい未来にしたいという想いがビンビン伝わって来た。

    またマイケルの話しになってしまうが、マイケルの映画「THIS IS IT」を観た時、マイケルが命がけで自身のキング・オブ・ポップとしての復活と地球の環境破壊を阻止すべく挑んでるいるのがスクリーンからも伝わって来たが、今回のステージで桑田が自身の命と愛する音楽の才能の全てを注いでファンへの感謝と日本の未来へ希望にむかって尽くしているのが伝わり胸いっぱいの感謝でまたもや目頭が熱くなってしまった。

    天才桑田 佳祐の全力で本気。


    そして、この日一番印象的だったのはLIVEも終盤に近づいて来た時に歌われたナンバーで、俺自身ここ数年で最も思い入れの強い楽曲「月光の聖者達/ミスター・ムーンライト」。歴史あるお寺の本堂の様な静粛さと、乳母車の香りのような本当に不思議な楽曲。静かに深くパーソナルに染込んでオープンさせていくこの曲は本当に名曲だと思う。

    この曲を歌い終えた桑田 佳祐の姿を俺は一生忘れないと思う。

    真っ暗なステージ。上からのピンスポット光の中で、客席に深々と頭を下げたままおそらく1分は動かなかった桑田 佳祐。

    10年前からソロ、サザンとLIVEに参加して、また過去のLIVE映像も沢山観て来ているつもりではいるが、今まであんなにも長く微動だにせず頭をさげたまま動かなかった桑田 佳祐を観たのは初めてだった。

    頭を下げたまま動かない桑田 佳祐。
    鳴り止むどころかどんどんと大きくなる会場の拍手。

    俺もただただ黙ってひたすら拍手した。

    ここ数年、桑田はLIVE中MCや替え歌で「出来るならみんなを一人一人抱きしめたい〜」と言うけれど、それは観客のみんなも絶対同じ想いだと思う。
    また、最近はLIVE終わりにいつもステージを去る際に「みんな死ぬなよー!」と叫んで去って行くが、昨夜は1度もその言葉は発せられなかった。

    人は誰しもいつか死ぬ。だからその時まで、出来るだけ楽しく過ごそう。

    そんな風な想いなのかな?なんて足りぬ俺の頭は勝手に解釈した。



    久々の桑田 佳祐のLIVE。
    日本の歌手「桑田 佳祐」ショーはケタ違いのエンターテイメントショーだった。

    やはりこの国の音楽シーンで34年間トップを走り続けているミュージックマンのステージは最高で、もう国宝で良いんじゃないか?と何度も思うほど素晴らしかった。

    けど、数年前、雑誌「SWITCH」で言われていた呼び名。
    「世間一のポップスター桑田 佳祐

    が、俺は好きだ。


    そんな桑田 佳祐のLIVEを見終えた俺の感想はやっぱり〜

    「ありがとう桑田 佳祐!」だ。


    追記:でも、今度はもっとトガって毒っけのある桑田も観てみたい!なんてファンはワガママなので思ったりもしてます。

    | - | 13:50 | comments(2) | trackbacks(1) | pookmark |
    コメント
    名古屋参戦です。
    私もヒーローはマイケルと桑田さんです。

    ライブ中、神様桑田さんを連れていかないでくれて有難う
    と何度も泣きました。

    桑田さんが嬉しそうに歌ってる姿がまた見られますように
    | かずりん | 2012/12/28 6:11 PM |
    横浜まで神戸からの仕事の時間を切り上げて必死にコンサートに参加まにあった時の嬉しさ。チムチムチェリーの見事な英語の歌いっぷり。主人と桑田佳祐のステージを見れる最後になった男はしたいよ。桑田佳祐がNHK紅白歌合戦にアップで映った時テレビといっしょに私をカメラで写してくれた主人は肺癌それも多形癌という勢いのつよい病で半年で他界しました。59才。死ぬなよという桑田佳祐のコンサートの言葉を思い出すたび涙で。桑田佳祐死ぬなよと心から叫んでいます。
    | ネンリン | 2014/11/12 6:31 PM |
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